1年以上も放送されていて、途中半年も放置してましたが、最終章が始まったので、
追いつこうと再開すると、面白くて一気に追いついてしまいました。
やっぱりチャン・ヒビンの話はドラマティックで面白いです。
今回は朝鮮第19国王・粛宗(スクチョン)の同じ側室でもチャン・ヒビンではなく、
これまで脇役だった第21代国王・英祖の生母である淑嬪崔(トンイ)が主役で、
貧しい身分から王の側室、生母にもなったトンイの波乱万丈な人生を描いた作品。
史実にフィクションが加えられてるので、テンポあるドラマティックな展開になり、
これまで観た「チャン・ヒビン」はドロドロ系だったのに、トンイがメインなので、
彼女の私利私欲のない真心がラストまで描かれていて、とてもいい作品でした。
優柔不断のイメージだったスクチョンは、真面目で誠実な王様として描かれて、
トンイとは1人の男として接する姿が良かった。
ヒビンは最初はトンイが憧れるほど素敵な女性だったが、欲を出し過ぎたあたりから
悪女らしくなってきて、イ・ソヨンの目力には圧倒されました。
キム・ヘス版の「チャン・ヒビン」で最期のシーンは壮絶なイメージが残ってたが、
最期まで美しく去った。
一番嫌な奴はチャン・ムヨルで、ヒビンが危ないとわかるとトンイに乗り換えようと
するが断られて、3番目の王妃となった若い仁元王妃に嘘を吹き込んだのは最悪。
でも仁元王妃はチャン・ムヨルに騙されることなくて、子供ができなかった王妃が
ヨニン君をかわいがったのは、本当のことだったらしい。
15歳で40代のスクチョンに嫁ぐのも、名誉なことだと言え、気の毒だなと思った。
実際はスクチョンには他にもたくさん側室がいて、ヨニン君の次に生まれた
別の側室の三男をかわいがっていたという話もあり、その側室とトンイの記録は
少ないみたいなので、少し混ぜて脚色してるのかなと思った。
トンイのピンチにいつも駆け付けるチョンス兄さん、ソ・ヨンギ、尚宮たちとの
信頼関係の強さに、ヨンダルとチュシクのコンビもいいキャラでした。
韓流時代劇ではよく民心という言葉が出てくるけど、賎民出身のトンイだから
民心を大事にして、ユ尚宮を許すなんてことができるのだろうね。
最終回の前にスペシャル番組が放送され、ドラマで流れてるちょっと切ない挿入歌を
チャン・ナラが歌ってるとは知らなかった。
ハン内官のインタビューもありで、やっぱりハン内官の存在は大きかったみたい。
ラストはヨニン君が第21代国王・英祖となり、チョンス兄さんと共にトンイの
お墓参りで締めくくられてたが、世子がその前に王になってるけど暗殺説もあるので、
そこはすっ飛ばされていて、綺麗なエンディングになっていたけど、それも良かった。
