2010年06月08日

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を

ジョニー・トー監督の「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」を鑑賞。
久々に映画館での香港ノワール映画を鑑賞で、ジョニー・トーの作品は好きなので
期待して観に行ったら、それ以上に良かった。
今年観た中では1だったけど、このセンスない邦題だけは、なんとかして欲しかったな。

フランスでレストランを経営するコステロ(ジョニー・アリディ)は、マカオに住む
娘 アイリーン(シルヴィー・テステュー)の家族が襲われ、義息子と孫2人が射殺され
アイリーンも瀕死の重傷を負ったと知りマカオへ。
そして、偶然に出会った殺し屋の3人組を雇って、娘の敵を討つことになるが…。

コステロは殺し屋3人組のクワイ(アンソニー・ウォン)、チュウ(ラム・カートン)
フェイロク(ラム・シュ)を犯行現場となった娘 アイリーンの自宅に連れて行く。
惨劇のままになっている自宅で、殺し屋たちが犯人たちの手掛かりを探す間に
コステロが料理をしているシーンは良かったし、この食事によって、4人の間に
友情が芽生えてきたのを感じた。

そして、実行犯が判明し、香港へと向かうことになったコステロと3人組。
犯人たち3人組が揃ったところで襲撃かと思ったら、思わぬ邪魔が入ったりするが
そこは殺し屋同士の変な暗黙の了解みたいなのがあったりするのも面白くて
このまま別れるのかと思ったら、邪魔ものがいなくなったところで戦闘開始。

でもこの戦いによって、コステロは昔の銃撃戦で頭に残った銃弾のために
記憶を失っていくことや、アイリーンたちを襲った犯人たちを雇ったのは
殺し屋3人組と同じ組織のボスファン(サイモン・ヤム)だったことが判明。

選択を迫られた殺し屋3人組だったが、クワイはコステロが忘れても俺は覚えてると
約束を守ろうとする男気はカッコ良かったし、コステロもその友情に応えるかのように
立ち上がる義理人情の世界が垣間見られた。

映画はフランスと香港の合作で、アラン・ドロンにコステロ役を断られたそうだけど
ジョニー・アリディは知らなかったけど、彼の方が哀愁が漂って良かったと思う。
それにアンソニー・ウォンの存在感には相変わらず圧倒された。

全般的にセリフが少なくて、演技で察するところもあったが、またそれも良くて
ありがちなシーンやちょっとツッコミたいところもいっぱいあったりするけど
そういうところも香港映画の面白さだと思う。
映画館には年配の方がわりと多くて、ご夫婦で来られてる方もいらっしゃったので
男性向きの映画のように思われるけど、意外と女性の方がこの映画を気に入ると思うな。

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2010年05月02日

のだめカンタービレ 最終楽章 後編

映画の日なので、何か観ようということになったがこれといった作品が見つからず
ドラマからずっと観てる「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」を鑑賞することに。

パリに留学中ののだめ(上野樹里)と千秋(玉木宏)は、別々に暮らすことになり
そこへ、コンクールに出場する清良(水川あさみ)の応援に、龍太郎(瑛太)と
真澄(小出恵介)がパリにやって来たことで、のだめたちも一緒に応援に行くことに。

ピアノ部門のコンクールで、のだめは「ラヴェル ピアノ協奏曲」を聞いて
この曲で千秋と演奏すると決めるが、その曲は千秋が孫Rui(山田優)と共演する曲で
現実を受け入れたのだめだったが、2人の演奏に打ちのめされてしまう。

のだめが、オクレール先生からコンテスト出場禁止を言い渡されてると知った千秋が
泊まり込みで指導するシーンで、この2人がどんなことがあっても一緒なんだろうな
という安心感を与え、千秋と孫Ruiの演奏にショックを受けたのだめが千秋を
拒絶するというシーンへと繋がり、パターンだとわかってても引き込まれてしまった。

オクレール先生がのだめを演奏家として育てるために綿密に計画してたのに
シュトレーゼマン(竹中直人)が余計なことをしてくれたと思ったけど
これものだめと千秋にとっては、越えなくてはいけないことだったのだろうね。

作品の見どころでもある演奏シーンでは、コンクールでの清良のヴァイオリンは
音に合わせて演技してるのだろうけど、感情が入っていて素晴らしかったと思う。
のだめの夢である千秋との演奏はコンチェルトではなく、昔、一緒に弾いた
「モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ」だったので、続編ありって感じで
スッキリしない結末だった。
いつもながら、千秋の作る料理はどこも美味しそうだな。

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2010年04月29日

アリス・イン・ワンダーランド

ティム・バートンが描いた「不思議の国のアリス」の続編的な作品。
19歳になったアリス(ミア・ワシコウスカ)は、イケてない貴族からプロポーズされ
返事に困って逃げ出し、時間ウサギの跡を追って、穴に落ちてしまう。
そこは、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)が支配するワンラーランドで
マッド・ハッター(ジョニー・デップ)住人たちは“預言の書”にあるように
アリスが、白の女王(アン・ハサウェイ)やみんなの救世主となると信じていた…。

ストーリーはファンタジーらしく、想像通りの展開でいたって普通。
3D映像や色彩、個性的なキャラが見どころって感じの映画だった。
ずっと画面が暗いなと思っていたら、途中でちょっと3Dメガネを外してみたら
外した方が色彩が豊かに感じたので、3Dで観る必要なかったかなと。
映画館で3D映画を観たのが初めてだったけど、こんな感じかとそれほど感動なく
予告で観た映画の方がよかったかもなんて思ってしまった。

個人的にはティム・バートンの「シザーハンズ」という作品は好きなんだけど
その他の作品はあまり好みではないが、ストーリーが理解できるので楽しく観れた。
観終わってから、「不思議の国のアリス」が観たくなってしまった。

アン・ハサウェイが太い眉に大きな口を協調したメイクに、独特な身ぶりが雰囲気を出し
相変わらずの芸達者ぶりで、浮世離れした女王を演じてたのが面白かった。
ジョニー・デップの個性的なメイクやファッションは見慣れてしまった感があったけど
ヘレナ・ボナム=カーターの頭がでっかちな女王も個性を放っていた。

アリス役のミア・ワシコウスカは、初めて観る女優でよく知らないんだけど
予告を観た時になんとなく、「ギャラクティカ」のスターバックに似てるなと思ってて
映画の冒頭では似てないやと思ったけど、戦士となったアリスはやっぱり似てた。
どちらも色白で顔色悪そうだから、そう思ったのかな?

ALiCE IN WONDERLaND
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2010年04月15日

ハートロッカー

アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞など6部門受賞した「ハートロッカー」を
やっと鑑賞してきました。

ストーリーは2004年のイラク・バクダットにいる米軍の危険物処理班を描いた作品。
部下たちから信頼されていたトンプソン二等軍曹(ガイ・ピアース)が爆弾の解体中に
罠にかかって殉職し、ジェームズ一等軍曹(ジェレミー・レナー)が後任として赴任する。

しかし、ジェームズの勝手な行動に、サンボーン三等軍曹(アンソニー・マッキー)は
不快感をあらわにし、エルドリッジ特技兵(ブライアン・ジェラティ)は軍医からの
カウンセリングが必要と、緊迫する任務の中でのそれぞれの苦悩を描いていた。

ジェームズは危ない人かもと思ったら、イラク人少年 ベッカムへ優しい一面を見られ
大きな任務をこなしたことで、エルドリッジたちともやっと仲間になれたと思ったら
ベッカムに感情移入したことで、仲間を危険にさらしてしまった。

ジェームズが周りの雑音に振り回されずに、マイペースで任務をこなしてたことが
ある意味で自分の身を守っていたのかなと。
でも彼が自分で解体した爆弾の部品を集めてたけど、ドラマで犯罪者が戦利品を
集めてるみたいと思ってしまった。

もっと目を覆いたくなるシーンとか登場するのかと思ったら、心理的な部分を描いて
アメリカ側からの視点で描かれてる映画だったので、ちょっときれいに描いてる
気がしたけど、それは気のせいかな。

ジェームズの妻役で「LOST」のエヴァンジェリン・リリーがちょっと出演。
ガイ・ピアースやレイフ・ファインズを脇役に使うとは、キャスリン・ビグローやるな。
この映画を観て、兵士がPTSDになるのもわかる気がした。


The Hurt Locker
posted by Jasmine at 22:15 | Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

渇き

パク・チャヌク 監督、ソン・ガンホ 主演のカンヌ国際映画祭審査員賞「渇き」を鑑賞。
カトリック神父 サンヒョク(ソン・ガンホ)は、病院で患者たちを看取っていたが
致死率100%の謎のウィルスの治験に志願する。
サンヒョクは治験の効果がなく死んでしまうが蘇生し、信者から奇跡だと崇められるが
延命治療での輸血によって、太陽の下では生きていけないバンパイアになっていた。

ある日、病院で幼馴染のガンウ(シン・ハギュン)と再会し、彼の自宅に招かれるが
ガンウの母 ラ夫人(キム・ヘスク)にこき使われる妻 テジュ(キム・オクビン)に魅かれ
不倫関係に陥ってしまうが…。

バンパイアの映画なので、パク・チャヌクなら残虐なシーンも多いだろうと覚悟してが
血を飲むシーンがゴクン、ゴクンと生々しい音がリアルだった。
キム・オクビンは脱いでるんだろうと思ったけど、脱ぎっぷりの良さにはビックリしたし
人生に疲れ切ったテジュが男を手玉に取ってたり、楽しそうに殺したりと変貌する姿を
ソン・ガンホに負けないくらい、頑張って演じていた。

ソン・ガンホに関しては、どんな役を演じても見事にこなすのでもう言うことないです。
シン・ハギュンは個性的な役を演じてたが、影が薄い役だなと思ったら、後半のシーンでは
存在感あり過ぎでホント怖かった。
キム・ヘスクも体が不自由になってからの目で訴える演技には、さすがベテラン女優だなと。

ストーリー展開も次はどうなるんだろうと飽きさせないので、なかなか良かったけど
私の好きな韓国映画「JSA」はやっぱり越えられないよな。
でもパク・チャヌクはこういう残虐な映画を撮るのが上手いよな。

渇き [DVD]
posted by Jasmine at 22:11 | Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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