※ネタバレ記事になってますので、知りたくない人は読まないでね。新聞でこの映画の記事を見て、観たいと思ってた映画でいきつけのミニシアターで
上映が始まったので、早速行ってきました。
実話を元にした作品で、「グッドワイフ」のアラン・カミングと悪役でお馴染みの
ギャレット・ディラハントに、「ザ・プラクティス」のケリー・ウィリアムズ、
「THE KILLING」のジェイミー・アン・オールマンと海外ドラマの役者が多数出演
というのも興味が惹かれた理由です。
監督のトラビス・ファインは「ヤングライダー」のアイク役だと最近知りました。
アラン・カミングのパフォーマンスは素晴らしかったです。
1970年代のアメリカでショーダンサーとして働くルディ(アラン・カミング)と
検事局で働くポール(ギャレット・ディラハント)は出会って恋に落ちた。
ルディは隣の部屋の騒音を注意しに行くと、薬物依存の母親がダウン症の
息子マルコを置いて、男と出かけていなくなったのに気付く。
ルディはポールに助けを求めるが、ゲイを隠してるポールに冷たくあしらわれて、
アパートに戻ると、マルコの母親が薬物所持で逮捕され、マルコは施設へ送られた。
ポールはルディに謝りに来たことで、2人は打ち解けた帰り道に、施設を抜け出し、
深夜に家に帰ろうと歩いてたマルコを発見し、ポールはルディをいとこにして、
ルディの母親から監護権を譲り受けて、3人で家族としての生活を始めた。
しかし、幸せな時は続かず、ポールはルディとの関係が上司にバレて、マルコは
家庭局に連れて行かれ、仕事も解雇された。
ポールはルディとマルコを取り戻すために裁判を起こした。
裁判シーンを見ていて、つらかったけど、ポールが知的障害があり、背が低く
太った子供を養子に欲しいと思う人はいないが、僕たちは違うと訴えたのが印象的。
いい環境を与えてくれる家庭に引き取られるのはいいことなのに、時代が時代だけに
それを理解してくれないのが悲しい。
上訴に望みをかけるが、ポールの元上司はマルコの母親を監護権を持つことを
条件にして、仮釈放したことで、マルコは母親の元に帰された。
母親がちゃんと育ててくれたらいいけど、薬物中毒に戻り、男を家に連れ込む間、
廊下に出したマルコは外に出てしまう。
ポールは元上司、判事、検察官に手紙と小さな新聞記事を送った。
記事には薬物中毒の母親が目を離し、外に出たマルコが3日間街をさまよって、
橋の下で遺体で発見されたと書かれていた。
ハッピーエンドのお話が好きなマルコだったのに、ハッピーエンドにならなかった。
でも何か心に訴えかける映画だったので、ネタバレしたけど見てほしい作品です。
posted by Jasmine at 10:00
|
Comment(2)
|
TrackBack(0)
|
映画
|

|