2時間スペシャルで、マクノルティとストリートギャングの戦いも完結。
ダニエルズたちはカルケティ市長にホームレス事件は、廃墟事件の捜査費を調達する
でっちあげだったと報告し、関わった刑事(マクノルティ、フリーマン、シドナー)を
解雇処分にして刑事告発するべきとロンダはマルロたちの逮捕証拠は使えないと報告。
カルケティは知事選で、ホームレス事件をネタに現知事を攻撃してるので、事件が
でっちあげだったと公表できないと、秘密裏に処理することにローレルは反対するが
カルケティが知事になれば、州警察長になれると言われて、賛成することになり
ダニエルズも市長や州検事ではなく、恋人のロンダだけがクビにされると思い止まる。
フリーマンは検察官の資金繰りを調べて、ゲイリーがレヴィたち売人の弁護士に
情報を売ったことを掴んで、ロンダに報告するが、ホームレス事件のことがバレていて
何もするなと言われてしまう。
マクノルティはビーディと仲直りして、子供たちと遊んでると、ホームレス事件発生の
連絡が入り、現場に駆け付けると、第一発見者はスコットで、おとり捜査中の刑事から
スコットの偽証だと報告を受ける。
サン紙ではガスはスコットの記事はねつ造だと確信し、スコットの目撃記事を止めようと
上司に報告するが、ピューリッツァ賞が目前なので無視されてしまう。
そして、アルマからスコットが全部書いてると言ってたノートは白紙だと渡される。
マルロの弁護士 レヴィは暗号解読し、逮捕するまでが早すぎると、違法捜査だと睨んで
ロンダにそのことを突き付けたので、ロンダは情報提供者のことを追及されるとマズイと
レヴィの弱みに付け込んで、取引を持ちかけることに。
クリスは全殺人容疑を認めて終身刑、下士官は麻薬の件を認めて、マルロは引退して
一歩でもストリートに近づいたら、この件を裁判にかけることで取引成立する。
模倣犯によるホームレス事件が発生し、リボンは赤ではなく白だった。
マクノルティはローレルとダニエルズからホームレス事件が最後の捜査で片をつけろと
すぐに犯人を捕まえないと、長くかかるほど処分は重くなると警告される。
マクノルティは模倣犯の被害者のポケットから名刺が見つかったことから、名刺を集める
ホームレスの名刺箱の中から、白いリボンを発見して逮捕する。
ホームレスはすべで自分がやったと自供した所に、スコットが容疑者の確認にやって来て
マクノルティはスコットに事件はでっちあげで、お前もウソをついたと追っ払う。
ドゥーキーはプレッツを訪ねて、高校に通うのに部屋を借りたいので、金を貸してと頼む。
プレッツは一緒に行って確認してから、小切手を渡すと言うが、自分で行くというので
後で確認に行って本当だったら応援するが、ウソなら2度と会うことはないだろうと告げる。
カルケティはホームレス事件の犯人逮捕と記者会見を開き、最近の2件だけ起訴したが
全件の容疑がかけられてるが、責任能力がないと見なされたら起訴は不要と判断すると
模倣犯のおかげで上手くでっちあげ事件を終わらせた。
カルケティはダニエルズがホームレス事件と廃墟事件を解決したと警察長に任命して
ロールズには市庁で相談役に任命した。
警察長になったダニエルズは報告書の数字捜査はしないと宣言し、ダニエルズ元妻は
数字操作をしないと、キャンベルから過去のネタで辞職を迫られる。
ロンダはマクノルティとフリーマンに裏方の部署なら警察に残れ、年金ももらえるが
捜査はさせられないと告げられ、マクノルティとフリーマンは退職することになり
警察仲間から警官だとお別れ会を開かれる。
マクノルティはみんなから生粋の警官だと、認められてたんだなと実感した。
遅れた来たキーマは必要があったから密告したと打ち明けると、マクノルティは
必要があったら仕方ないと許した。
引退するマルロは麻薬の供給元は1000万ドルで売るとスリムたちに持ちかけ、みんなで
金を出し合うことになるが、ジョーの時代がよかったがマルロは最低だと言ったことで
チーズはキレて銃を突き付けたので、スリムはジョーの敵だと射殺した。
自分の叔父を殺すのに手を貸したチーズを始末してくれたのでスッキリした。
フレッチャーはバブルスの記事に妹のコメントやシェロッドのことまで書いたが
それを読んだバブルスは載せることを渋ったが、後見人はいい記事だと褒めてくれ
バブルスを取材した記事はサン紙の一面記事となった。
アルマはスコットのノートは白紙だとホワイティングに報告したことで左遷となるが
スコットはおとがめなしで、賞を受賞したのは納得できない。
カーヴァーは警部補に昇進し、レヴィはハークがマルロの携帯番号を漏らしたと
わかってるが、結果的に利益をもたらしたので、知らないふりをしてたのだろう。
マルロはビジネスマンになるとスーツを着て、レヴィとパーティに出席するが
ストリンガーのように利用されるだけだろうな。
フリーマンはミニチュア作りの特技があるし、シャーディーンと結婚して幸せそう。
カルケティは知事となり、ローレルは州警察長、バルチェックが警察長となって
これまで通りで政治も警察も何も変わらないだろうな。
でもダニエルズは弁護士となり、ロンダは判事とこのカップルはキャリアを築き
いい関係が続いてるようで良かった。
刑務所ではエイヴォンとクリスが仲間となり、オマールを殺害した子供は逮捕された。
バブルスはやっと妹に認められたようで、一緒に食事が出来て良かったな。
マイケルは手下とマルロの金庫番から金を強奪し、伝説となったオマールのように
ドゥーキーは麻薬中毒となり、昔のバブルスのようで、フレッチャーはガスのように
シドナーは警察を辞めなかったようで、マクノルティのように判事に抗議したりと
歴史は繰り返されるというか、受け継がれていくという感じで終わった。
マクノルティは施設に預けたホームレスのラリーを探し出して、自宅に送る途中で
車から降りて、何かを見つめてるマクノルティから走馬灯のように、町が映し出され
みんなのその後が描かれたラストの演出は良かった。
ボルティモアの警察とストリートギャングとの闘いから、政治、学校、マスコミと
社会問題を絡めていくストーリー展開は、すごく見ごたえがあった。
こういう奥深い社会派ドラマはなかなか見ることが出来ないので、終わると寂しいな。
![Wire: Complete Fifth Season [DVD] [Import]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51DHiykRz7L._SL160_.jpg)