ウィルソンは辛い治療をしたのに腫瘍が縮小せず、化学療法をやめて、
死を受け入れることを決意する。
チームは男子大学生のチアリーダが大量の鼻血とめまいので入院した原因を
診断することになるが、ハウスは患者は正中線肉芽腫だとスキャンを指示。
スキャン中に患者は幻聴が聞こえてるとわかり、寮を調べると少年の写真を
隠し持ってたので、患者に尋ねると、約10年前に亡くなった弟の声が
聞こえてるとわかった。
側頭葉てんかんを疑って検査すると、患者は斑点が見えたあと、右目が
見えなくなったと訴え、アダムズが目を強くこすって、動脈の血栓を壊し、
ぼんやりと見えるようになったが血栓の原因は不明だった。
ハウスは化学療法を続け、少しでも長く生きることを説得するがダメで、
ランチに来たフォアマンに救われた患者たちと再会させたが、患者たちは
偽物だとバレてしまった。
ウィルソンは13番と会い、死が迫るとはどんな感じか尋ねると、先生の場合は
5〜6ヵ月後だと化学療法を1クールして、そう悪くなければ2クール目に入り、
休薬期間に考えればいいと言われるが、ウィルソンは化学療法室で余生を過ごす
自分が想像できない、家族や友人たちと楽しく暮らしたいと。
ハウスは13番から私をクビにしたのは余生を自由に過ごさせるためと言われて、
ウィルソンに白旗を挙げて降服した。
残された時間を2人で楽しもうとディナーに誘うが、結局、話がこじれてしまう。
フォアマンはハウスが心配でシーズンチケットをプレゼントするが、ハウスは
チケットをトイレに詰まらせて、修理を呼んだけど、患者のMRI中に水漏れが
原因で天井が落ちてきて、MRIは壊れ、病院は停電に陥ってしまう。
患者は偏頭痛ではなく、パクをアダムズと間違えたと聞いたハウスは患者の
鼓膜に注射針を刺すと空気ではなく血が採取され、遺残性あぶみ骨動脈で
胎性期に消えるはずが患者の場合は残っていて、動脈が側頭葉を圧迫して、
幻聴やめまいを引き起こしてたとわかった。
患者は弟の声を失いたくないと自殺を図り、ハウスは死にたいのかとチューブで
患者の首を絞めたので、パクは杖でハウスを殴って止めた。
そして、患者は母親に弟の写真と引き換えにオペを受けて助かった。
ウィルソンは辛い治療を強要してくるハウスと離れたく、フォアマンに予定より
早く病院を去ると告げるが、大事なのは治療でなく思いやりで、大事な人のために
苦痛に耐えるのが人生ではと問われた。
ウィルソンはハウスに化学療法を再開すると仲直りして、山登りの計画を
立ててたら、病院のパイプからハウスの指紋付きのチケットが回収されて、
消防局から警察に伝わって、器物損壊罪で仮釈放が取り消され、残りの刑期の
6ヵ月を務めることになった。
グランドフィナーレを前に、ハウスが刑務所に逆戻りになり、ウィルソンの
最期に間に合わないかもって、とんでもない展開になってしまった。

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