タイトルからして、ドロドロ愛憎劇かと思ったら、メディカル・ドラマでした。
恋愛よりも、妊婦や家族が産まれてくる子に対しての愛の選択と意味かと思いました。
自分だったらこういう場合はどう決断するかとか、いろいろ考えさせられることも多く
知らない病気などもあったので女性だけでなく、男性にも見てほしいドラマでした。
総合病院の産婦人科にクールな天才女医 ヘヨン(チャン・ソヒ)が赴任。
ヘヨンは不倫相手の企画室長 ソジン(チョン・ホビン)の子どもを妊娠していたが
彼は中絶を望んでいて、ヘヨンは決断できないでいた。
偶然、同じ頃に赴任した新生児室科長のサンシク(コ・ジュウォン)に出会って
彼はすぐにヘヨンの妊娠に気づき、何かと世話を焼いたりと優しい医師だった。
産婦人科にはヘヨンの幼なじみのジェソク(ソ・ジソク)に、研修医のギョンウ
(ソン・ジュンギ)も勤務していた。
毎回、テーマに沿った患者を担当することになり、大病院なので難しいケースの
患者も搬送されてくるが、印象的だったのは、交通事故で脳死になった妊婦と
双子の赤ちゃんを出産するが1人は魚鱗症という重い皮膚病だったケースかな。
魚鱗症という病気は初めて知ったのですが、父親が余命わずかとなので妻には
ショックだからと会わせずに亡くなったことにして、1人でお見舞いに来てたが
2週間生きたお祝いにと産婦人科のメンバーがお祝いしてると急変してしまう。
お祝いに駆け付けた父親が号泣し、亡き息子に家族ビデオを見せてるシーンに
こっちまでウルウルしてしまった。
信じられない患者もいて、どうしても息子が欲しくて妻の子宮摘出を決断できずに
妻が亡くなったことや、白血病の息子の治療に2人目を妊娠したが、息子が急変し
まだ出産するには早いと反対されたが、すぐに出産したくて、大量の塩分を摂取し
帝王切開に持ち込んだケースもあった。
ヘヨンの方は流産しそうになり、ジェソクもヘヨンの妊娠を知ってしまうが
それでもサンシクとジェソクはヘヨンを巡る三角関係になるが、お互いを気遣い
ジェソクはヘヨンの気持ちに気づいて、身を引いたけど、サンシクはじれったいので
個人的にはジェソクの方がいいなと思った。
病院ドラマにありがちの派閥や権力争いもなく、治療が中心で恋愛も少しあって
ドラマとしてはクオリティが高いと思った。
他の男の子供を妊娠してても、モテモテの展開にはちょっとどうかと思ったけど
子供の父親になるとか、そういう話もなくて、実にクールな恋愛でした。
結末もヘヨンらしい「愛の選択」でした。

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